
秋夕目前、韓国では何を贈る? 2026年の「チュソクギフト」から見える今の韓国

参考写真:秋夕(チュソク)売り場イメージ
韓国の代表的な名節「秋夕(チュソク)」。
2026年は9月25日が秋夕当日となり、韓国ではいよいよ秋夕に向けたギフト商戦が本格化。
韓牛や果物、クルビ(イシモチ)など、昔から親しまれてきた定番の贈り物はもちろん、
最近では価格もジャンルも驚くほど多彩なラインナップ。
数万ウォンで購入できる実用的なセットから、趣味や好みに合わせた商品、さらには「これも秋夕の贈り物?」と思ってしまうようなユニークな商品まで。
秋夕を目前に控えた韓国では、今年どんなものが「贈り物」として選ばれているのでしょうか。
秋夕目前、ギフト商戦もいよいよ本番へ
韓国の秋夕に欠かせないもののひとつが、大切な人への贈り物。
今年も百貨店や大型マート、コンビニなどで、秋夕に向けたさまざまなギフト商品が展開されている。
大型マートでは8月から事前予約が始まっており、イーマートとロッテマートでは9月17日から24日まで本販売の予定。
今年の事前予約も好調で、イーマートでは前年の秋夕と比べて売上が10.3%増加。
ロッテマートでも14.9%増加し、5万ウォン未満のギフトセットは33%増という結果が出た。
人気を集めているのは、梨やリンゴなどの果物、韓牛、アワビ、クルビといった秋夕らしい定番商品。
一方で、3万ウォン未満の果物や海苔、ナッツなど、気軽に贈りやすい価格帯の商品も充実。
伝統的な贈り物を残しながら、予算や相手に合わせて選択肢が広がる2026年の秋夕ギフト商戦が繰り広げられている。
韓牛や果物だけじゃない。「こんなものまで?」な秋夕ギフト
今年のギフト売場を見ていると、目を引くのがそのジャンルの広さだ。
ロッテマートでは、昆布で熟成したヒラメ・サーモン・マダイに刺身包丁などを組み合わせた「プレミアム刺身おまかせ」のセットも登場。
そして、さらにユニークなのが韓国のコンビニ。
CU、GS25、セブンイレブン、Emart24では、韓牛や果物などに加えて、
キャラクターグッズやゴールドバー、プレミアムワイン、スマート機器など、
コンビニのイメージを超えた秋夕ギフトを展開している。
なかでも目を引くのが、CUが用意した約3,100万ウォンのヒューマノイドロボット。
その一方では、1万ウォン台の商品や、少人数でも楽しみやすい小分けの韓牛セットなども登場した。
「名節だから高価なもの」という一方向ではなく、価格もカテゴリーも幅広くなった秋夕の贈り物が注目を集めている。
贈り物から見えてくる、今の韓国
家族や親しい人へ感謝を伝える秋夕の文化そのものは、今も変わらないもの。
変化しているのは、その気持ちを届ける「もの」の選択肢だ。
韓牛や果物といった昔ながらの定番から、日常で使える実用品、
好きなものを楽しむための商品、キャラクターグッズ、そしてロボットまで。
今年の販売動向でも、手頃な価格帯が伸びる一方、高価格帯の商品にも需要が見られるなど、
それぞれの予算や好みに合わせて選ぶ傾向が分かれている。
贈る相手や暮らし方に合わせ、
秋夕ギフトそのものも少しずつ多様化している現在の韓国であることがわかる。
韓国を訪れた際、百貨店やマート、コンビニにずらりと並ぶギフトセットを目にしたら、
そんな視点で売場を覗いてみるのも、この時期ならではのちょっとした楽しみ方になるはず。
出典
・聯合ニュース「イーマート、秋夕ギフトセット本販売へ」2026年9月15日
・聯合ニュース「ロッテマート、秋夕ギフトセット本販売」2026年9月15日
・聯合ニュース「秋夕ギフトセット『消費の二極化』」2026年9月9日
・亜洲経済「1万ウォン台のキムチから3000万ウォン台のロボットまで」2026年8月17日
編集・文:COCOA編集部


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